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1.キューティクルの開きを最小限にする
カラーをする時キューティクル(髪の表面)が大きく開くと染まりやすいのですが開けば開くだけ入れた色味が抜けてしまいます。
時間が経って褪色と共にキューティクルの開きが大きいと髪の中のタンパク質が抜けて空洞になってしまってざらつきが出たり乾燥したり、手触りが悪くなったりします。
キューティクルの開きを抑えると色落ち、ダメージが少なくなり艶や質感が落ちにくくなります。
2.染める深さを浅く濃く染める
髪の芯へ近くなればなるほど色味やトリートメントが抜けたらダメージが残ります。
初めから芯を残して染めると色が抜けても芯が残りダメージが少なくなり弾力が残ります。
浅く染めるという事は染まる場所が少なくなるので染まりが薄くなってしまうのでそれを補うために色素を濃くして狙ったトーンに近づけます。
浅く濃く染める事によってダメージを最小限にして白髪をカバーします。
芯が残るため光を通しづらいのでこの染め方では明るさの限界があります。
浅い分明るさを求めると色が薄くなってしまいます。
明度を上げる時も少しずつ深度を上げていきオーバーに芯を傷つけないようにしてダメージを最小限に抑えます。 この染め方にする事によって色落ちのスピードが格段に遅くなり、時間が経っても艶が残り状態が良くなるので纏まりやすくスタイリングしやすくなります。
年をとれば髪が細く弱くなってくるのは自然なことで染まりずらい白髪は強い薬で染めるのが一般的です。
弱い髪に強い薬を使っているので傷みやせた髪は全体のイメージを老けさせてしまいます。
白髪染めの染料にこだわって髪の状態を良くし、艶のある若いイメージで楽しく生活してもらえたら嬉しいです。